第10回河合隼雄物語賞 受賞!
- 第10回河合隼雄物語賞に、いとうみくさんの『あしたの幸福』が選ばれました。児童文学作品では初の受賞です。「人のこころを支えるような物語をつくり出した優れた文芸作品」として選ばれました。
第69回産経児童出版文化賞 大賞 受賞!
- 第69回産経児童出版文化賞の大賞作品に、岡田淳さんの『こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ』が選ばれました。平成6年の第1巻以来、「日本のムーミン谷」とも評される「こそあどの森の物語」シリーズの完結後、初の番外編での受賞です。昨年一年間に刊行された児童向け図書の中から大賞に選ばれました。
第7回児童ペン賞 少年小説賞 受賞!
- 第7回児童ペン賞の「少年小説賞」に、いとうみくさんの「あしたの幸福」が選ばれました。児童ペン賞は、優れた児童文学作品を発掘、顕彰し、後世に残す助けとすることを目的とするものです。2、3年以内に発行された少年文学、少年詩集、童話、絵本、伝記、ノンフィクション、ドキュメンタリーなど、広範な児童文学の単行本の中かから「少年小説賞」に選ばれました。
第23回学校図書館出版賞 受賞!
- 「和紙ってなに?」シリーズ 全4巻が、第23回学校図書館出版賞を受賞しました。学校図書館出版賞は、公益社団法人全国学校図書館協議会が主催し、学校図書館向き図書の充実を目的として優良な出版企画を顕彰するものです。今回は2020年5月から2021年4月末日までに発行された図書の中から選定されました。
▼学校図書館出版賞HP
http://www.j-sla.or.jp/contest/publication/
【選考報告より】
本書は「1東日本の和紙」「2西日本の和紙」「3和紙のきほん」「4くらしのなかの和紙」の4巻から構成され、小学校中学年以上をおもな読者として想定している。1巻と2巻では各地の手すき和紙の原料や作り方を、3巻では和紙の質感や書き味などを洋紙と比較して説明し、4巻は障子やふすまなど身近な和紙の使い道を紹介している。美しい写真からは「本物」がもつ迫力が感じられ、各地の風土に根ざして伝えられてきた確かな技術と和紙文化への理解が深まることが高く評価された。(選考委員長 小林功)
第67回産経児童出版文化賞 大賞 受賞!
- 第67回産経児童出版文化賞の大賞作品に、花形みつるさんの「徳治郎とボク」が選ばれました。「老人の看取りを子どもの視点で描き切った、新鮮で深く心に残る作品」と選評。昨年一年間に刊行された児童向け図書4236点の中から大賞に選ばれました。
第20回学校図書館出版賞 受賞
- 学校図書館出版賞は、公益社団法人 全国学校図書館協議会が主催し、学校図書館向き図書の充実を目的として優良な出版企画を顕彰するものです。今回は2017年5月から2018年4月末日までの1年間に出版またはシリーズが完結した学校図書館向き図書の中から選定されました。
【選考報告より】
原材料や製法、各地の特産品などについて生産地を取材してていねいに紹介している。写真のクオリティが高く、紙面構成や各ページの配色なども洗練されていて読者をひきつける。国際理解の推進のためにはまず、自国の伝統や文化を理解することが大切である。本書は総合的な学習の時間や社会科など、幅広い活用が期待できる。(選考委員長 小林功)
祝 第45回児童文芸新人賞 受賞
- 堀田けいさん作 「いくたのこえよみ」が、新人作家の優れた作品に贈られる、日本児童文芸家協会 第45回児童文芸新人賞を受賞し、5月26日贈呈式が行われました。
「いくたのこえよみ」は、児童文学同人誌「ももたろう」に発表され、二年ほどかけて加筆修正された作品です。 堀田さんは、「人の心が読める超能力者という設定が初めにあり、あこがれや夢を素直に受け止める男の子の話にしたいと考えた」そうです。 児童文学者の金治直美、楠木しげお、高橋うらら氏ら七人が選考し、「手応えある児童文学作品で、文句なしに面白い」などと評価されました。
第3回MOE絵本屋さん大賞 第3位受賞!!
- 長谷川義史さん作「だじゃれ日本一周」が、第3回MOE絵本屋さん大賞 第3位を受賞しました。
1月28日に東京ドームホテルにて行われた授賞式の模様
「うんこ!」の作者 サトシンさん 画家 西村敏雄さんと!!
祝 巌谷小波文芸賞受賞
祝 赤い鳥文学賞受賞
- 平成20年の1年間に出版された創作文学の中から 3回にわたる選考会の結果、 『ハナと寺子屋のなかまたち』 森山京・作が第39回赤い鳥文学賞に決定しました。
(主催:赤い鳥の会 後援:豊島区、愛知県半田市)
【選評より】幼年向けの優れた作品を書きつづけてこられた作者が、もう一つの世界を見せてくれました。江戸時代を舞台に教育の原点、子どもたちのくらしぶりが語られます。少しも力まず静かに語りかけてくれました。師匠の都合で塾が午後からになることを、ハナが伝えにいく設定で、五人の塾生のくらしを自然に語っ ていくみごとな構成。副題となった「三八塾物語」には、、桃栗三年柿八年、それぞれの達成度、実りの時期は違うのだという願いが込められています。 (赤い鳥の会・宮川ひろ)
祝 産経児童出版文化賞 絵画賞
- まど・みちお・詩 柚木沙弥郎・絵「せんねん まんねん」が第56回産経児童出版文化賞の絵画賞を受賞しました。
2009年に満100歳を迎えるまど・みちおさんと、80歳を越えた世界型絵染作家の柚木沙弥郎さん。ゆったりとした言葉と絵でいのちのめぐりを表現した絵本が幅広い世代から高く評価されました。
祝 第24回坪田譲治文学賞受賞
- 平成19年9月1日から平成20年8月31日までの一年間に全国で刊行された単行本の中から、大人も子どもも共有できる優れた作品という観点から予備選考委員会を通過した候補作品4編を、一作ずつ慎重に審議した結果、瀬尾まいこ氏の『戸村飯店 青春100連発』を受賞作品に決定しました。
岡山市文学賞のHP
おめでとう『ワニばあちゃん』W受賞!
- 先日『月刊MOE』(2009年2月号・白泉社)で、「第1回MOE絵本屋さん大賞」と、「2008年MOE絵本ベスト30」が、発表されました。
2008年5月に小社からデビューしたおくはらゆめさんが、うれしいW受賞となりました!
- とてもうれしい結果になりました。
みなさん、どうも、ありがとうございました!
第12回日本絵本賞 受賞!『ホームランを打ったことのない君に』
- 『ホームランを打ったことのない君に』
試合でちっとも打てないぼくは、野球部出身の仙吉に出会う。
彼はけがをしても野球への情熱を失っていなかった。
ぼくもいつかホームランを打つ。あきらめずにがんばろうと誓うのだった…。夢にむかって歩き続けることの大切さを、野球が大好きな少年と野球を愛し続ける青年の交流を通してえがく。
第135回芥川賞 伊藤たかみさんが受賞!
ウィッシュリスト【願いかなえます】産経児童出版文化賞・賞受賞
- 昨年1年間に刊行された児童向けの新刊書の中から『ウィッシュリスト【願い、かなえます】』が第52回産経児童出版文化賞の<賞>に選ばれ、6月7日に贈賞式が行われました。
『ウィッシュリスト【願い、かなえます】』
死んだ少女の魂がまた現世に戻って、老人の4つの願いをかなえることになった。成功すれば少女は天国に行けるが、ダメなら地獄。笑いながら読めて最後には泣けるストーリー。
上橋菜穂子『狐笛のかなた』第42回野間児童文芸賞受賞
- 平成15年8月1日から平成16年7月31日までに児童を対象として創作された作品の中から、上橋菜穂子さんの「狐笛のかなた」が、野間児童文芸賞に選ばれました。日本を舞台にしたファンタジーとして、完成度の高さと精緻な文体が評価されました。
11月4日にの記者発表につづき、12月17日に野間文芸賞、野間文芸新人賞と合同の贈呈式が行われました。
受賞の言葉ー上橋 菜穂子
「狐笛のかなた」という物語は、長い年月をかけて、形にすることができた物語です。物語の種は、大学生の頃に心に跳びこんできたのですが、それが実際に物語として芽吹くのに二十年もかかってしまいました。その年月の間に心に溜まってきた様々な思いが、種を芽吹かせるのに必要な肥料になってくれたのだと思います。
この物語の執筆に私を駆り立てた衝動は、二つありました。ひとつは、自分の心を震わせる、美しく懐かしい風景を丹念に描いてみたいという思いです。茫々となびくススキの野や、月下に咲く梅など、昔話の典型的な風景を、自分なりの描写で書いてみたかったのです。
もうひとつは、獣に犠牲を強いることで悲しみを歌うのではなく、人の側が獣の方へ寄り添う物語を書いてみたいという思いでした。人も獣も草木も、みな同じ位置で在る物語──それが、私がファンタジーに惹かれつづけている理由のひとつのような気がしていたからです。
第9回日本絵本賞読者賞受賞!『天使のかいかた』
- 第9回日本絵本賞の日本絵本賞読者賞に「天使のかいかた」が選ばれました。
この日本絵本賞読者賞【山田養蜂場賞】は読者の投票によって選ばれる賞です。
今回の総投票数は2万8075票で、その中で一番の票を得たのが「天使のかいかた」(なかがわちひろ作)でした。
第27回巖谷小波文芸賞 工藤直子さん
- ※青少年文化の開拓者として明治期、多角的な活躍先駆的な役割を果たした巖谷小波の遺志を現在のかたちで継承する人および団体を対象に日本青少年文化センター(財)が創設した賞です。
絵本、童話、詩集~工藤直子作品を集めるシリーズです。松本大洋の絵による最新作まで20年にわたる詩的な洞察の集成です。
『あしたのあたしはあたらしいあたし』第7回三越左千夫少年詩賞受賞
- 詩人の故三越左千夫氏のご家族からの委託により、少年詩振興のために97年に日本児童文学者協会が創設した「三越左千夫少年詩賞」の本年度の受賞作が次のように決定しました。
『あしたのあたしはあたらしいあたし』
アナグラム(つづり換え)や早口言葉、少女の気持ちをときに元気に、ときにナイーブにうたった詩など、著者の第一詩集。全28編。
『麦ふみクーツェ』第18回坪田譲治文学賞受賞
- 平成13年9月1日から平成14年8月31日までの一年間に全国で刊行された単行本の中から、大人も子どもも共有できる優れた作品に送られる坪田譲治文学賞にいしいしんじさんの『麦ふみクーツェ』が決まりました。2月7日に高校生たちとの交流会、2月8日に贈呈式と記念講演会が岡山市で行なわれました。
『麦ふみクーツェ』
ぼくたち三人がその港町にたどりついたのは、ぼくが赤ん坊の頃だった。数学教師の父と、町の吹奏楽団のティンパニストの祖父とのささやかな生活。しかし、「おだやかな紳士」と町の人から言われる祖父は、こと音楽が絡むと常軌を逸したところがあった。なにしろ、孫のぼくを楽器として育てようとしていたのだから・・・・・・